ある日の清掃活動
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当会の活動内容(作業手順)を準備から後片付けまで。
順を追って写真入りでご紹介します。
参加時のご参考にされて下さい。
シーズンの活動計画を立て、会員にお知らせします |
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調査の結果を踏まえ、どの区間をどれくらいの間隔で行うか、役員で話し合って決めます。
決まった計画を、会員や関係機関にお知らせします。
ゴミの回収依頼や会員に活動日のお知らせをします |
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計画日の2週間位前になったら、準備を開始します。
まず、清掃活動で回収したゴミを処理しなければなりません。河川管理者にゴミ回収の要請をします。
回収する機関は、その流れている市町村ではなく、河川の管理者に依頼します。
一級河川=国/二級河川=都道府県/準用河川・普通河川=市町村)
引地川の場合は、上流部分が「準用河川」中流〜下流部分が「二級河川」になっています。
ゴミ回収の段取りが出来たら、各会員にメールやチラシで「清掃のお願い」をします。そのほかホームページにも掲載します。
必要な道具が揃っているか、道具を点検し、必要な物があれば買い揃えておきます。
作業当日 |
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当日、天候・水位等状況を踏まえ、活動の可否を判断します。
リヤカーを組立て、道具を準備し、参加者の氏名を記入します。
清掃作業は川の中に入ってゴミを拾う係、集めたゴミを川の下でまとめる係、まとめたゴミを川の上で引き上げ、リヤカーに乗せる係の3つがあります。
準備が終わり、開始時間にスタート時点の下流に向かいます(下流からスタートし、上流に向かって作業します)
<川の中で作業する係>
川に入って作業開始。
回収したゴミは、まず手持ちのアミ袋に入れていきます(以前はビニール袋に入れていたのですが、水を含んで重くなるので、水切れの良い「アミ袋」で回収しています)
アミ袋に回収している様子
やがて、アミ袋はゴミで重くなってきます。
川の中には、ゴミをまとめる係(「舟」を引いている係)がいて、ゴミを袋ごと受取り、空のアミ袋を渡します。
受け取ったゴミは一旦ビニール袋に開けて、舟に載せて移動します。
アミ袋は破れて使えなくなるまで、何度も使います。
ゴミがいっぱいになりました | 回収係がアミ袋を交換 |
一旦ビニール袋に入れて舟に載せ.. | 上流に向かいます。 |
<川の上で作業する係>
暫くすると、川の中でまとめる係の曳いている舟がゴミで一杯になります。
無線で連絡を取り、川の上の係がゴミを引き上げます。
ロープの付いた大きいアミ袋があり、それにゴミ袋を入れて引き揚げ、リヤカーに乗せて移動します。
一旦舟からゴミを降ろし... | 大きいアミ袋にビニール袋ごと入れ、 引き揚げます。 |
ビニール袋やスコップやカマなどの道具を降ろたり、自転車などの大きいゴミを引き上げたりします。周辺道路に落ちているゴミも拾いながら移動します。
そのほか、川の上からゴミの落ちている場所を川の中にいる係に教えます(意外に川の中で見えないゴミが有ったりします)
「あそこにゴミがあるぞ」 上からゴミの場所を教えます | 自転車などの大きいゴミは直接 ロープで引き揚げます |
<ほっと一息>
全体の約半分終えたところで、約10分間「休憩タイム」をとります。
水分補給、トイレ休憩...参加者同士の楽しいおしゃべり...
活動中も結構しゃべりながらやっています。
川岸に上がって一休み。 | 川の中で一休み。 |
寒い日は川から上がって温かい飲み物を。 |
<生き物との出会い>
下水道の整備や環境の取り組みによって、一時期「ドブ川」に近かった引地川も近年は水質もだいぶよくなり、主に行っている清掃区間のBOD(生物化学的酸素要求量)が2.7(上草柳2号橋)〜0.9(草柳橋)(平成16年度計測)と環境基準の「8.0」よりずっと低く、水質も良好な状態です。水温はシーズン始まりの3月頃が平均で11〜2度、夏のシーズンは22〜4度です。
魚類では鯉・鮒・オイカワ・メダカの他にヨシノボリやドジョウの姿も見られます。
アメリカザリガニ・シジミ(タイワンシジミ?)も生息しています。ゴミを拾いながらいろいろ見つけてみるのも面白いです。
ヘビもいます。アオダイショウ、シマヘビなどのよく都市河川に見られるヘビがいます。毒性は有りませんので心配は無用ですが、むやみに追うと噛みつかれますので注意が必要です。噛みつけばやはり怪我はします。そのままにしておけば自然にヘビの方が逃げてくれます。
コイも一杯います | ヘビが出ました。 |
ヘビのぬけがら発見! |
<どんなゴミが落ちているか>
ゴミの種類ですが、主にアキカン、ペットボトル、レジ袋やビニール類...殆どのゴミがこの3種類で、他に車の部品(バンパーやハンドル、バッテリ)、自転車、ボウリングの玉、鉄筋や廃タイヤなどです。
重いゴミは一人で引き上げるのは大変です。周りの参加者と協力して回収します。
今まで、こんなゴミも落ちていました。
金庫 | トイレの便器 |
車のナンバープレート | エアコンプレッサー (小さい割には重かった) |
<活動も終盤に>
ゴール地点までゴミを拾い、川からゴミを引き上げたら、あらかじめ決められた場所にゴミを運びます。ゴミはそのままでは回収できませんので分別してビニール袋に入れます。
袋に入れたゴミを一度外に出し、改めて分別してゴミ袋に入れます。
燃やせるゴミ(紙・ビニール・プラスチック・ペットボトル)・燃やせないゴミ(アキカン・金属・ガラス等)・粗大ゴミの3つ分けます。
将来は、リサイクル出来るモノはリサイクル資源として分別したいのですね(参加者が増えれば、の話ですが...)
ゴミを分別し、回収場所に置いたら、リヤカーや道具を洗い、片付けます。
ゴミの分別と片づけで約40分〜1時間かかります。
これだけのゴミが集まりました | ゴミを分別し、袋に入れていきます |
分別後はこんな感じです | 道具を洗って終わりです |
キャッシュカード・免許証、ナンバープレート... これらはすべて警察署に「拾得物」として届け出します |
<清掃活動に参加できなくても...>
会費を取らない当会の活動資金は、主に「募金活動」で成り立っています。
参加者の飲み物やビニール袋・道具を揃えるのに資金が必要になります。
「お手伝いしたいけど、川の中に入るのはなぁ...」という方は、是非「募金」をお願いします!
募金でも、十分な協力になります。よろしくお願い申し上げます。
募金有り難うございます! |
いかがでしたか。 ある日の清掃活動をご覧頂きました。 この形でおよそ月一回、毎年3月から12月まで活動しています。 まだまだ参加者が少なくて困っています。 毎回参加されなくても結構です。お時間のある時に少しでもお手伝い頂ければ嬉しいです! | 仲間を待っています! |
引地川 水とみどりの会
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Copyright © 2003-2020 Hikijigawa Mizutomidorinokai. All rights reserved.
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