ハグロトンボ生息調査

平成16年8月8日(日)
引地川水とみどりの会
柳とあそぼう引地川部会

(報告:五味事務局)

「ハグロトンボ」ってご存じですか。
名前の通り黒い羽を持つトンボの種類です。私たちが普段活動している引地川草柳地区では、ハグロトンボの他にオニヤンマ・シオカラトンボ・アカトンボなど数種類のトンボを見ることができます。
7/18日に行われた「引地川かわくだり」の時にハグロトンボが生息されているのが確認され、生息数を実際に調べてみようということで、「引地川かわくだり実行委員会」「柳とあそぼう引地川部会」と当会共同、また有志の方と生態数調査を行いました。
今回は。下流の「山下橋」〜「山王山公園」をAグループ、「草柳2号橋」〜「横浜銀行グランド」脇までの区間をBグループ、2つのチームに分けて生息数を調べました。私たちはBグループとして「柳とあそぼう引地川部会」の田中さんと荒井代表、五味事務局の3名で行いました。
当日は朝から快晴で、水の中にいるのがとても心地よかったです。
ハグロトンボ生態調査
いつもはゴミ清掃で入る川ですが、今日はハグロトンボの生態調査のため川の中へ
ハグロトンボ生態調査
他の水生動植物についても調査しました
ハグロトンボ生態調査
ハグロトンボは、暗闇の繁ったところに生息しています。
カウンターでオス・メスそれぞれ分けてカウントします

ハグロトンボ生態調査
荒井代表、五味事務局と柳とあそぼう引地川部会の田中さん。
暑い中お疲れ様でした


調査の結果ですが、オス308、メス215、合計523匹のハグロトンボが確認されました。
ハグロトンボは、一時期引地川から姿を消しつつあった「絶滅危惧種」でしたが、ここ数年生息数が確認されるようになりました。環境がより良い結果になったのではないかと推測しております。
清掃中に見つけた引地川草柳地区の生物
平成16年
魚類コイ・オイカワ・ハヤ・モツゴ
トンボ類アカトンボ・シオカラトンボ・ハグロトンボ
鳥類カラス・スズメ・ツバメ・シラサギ・コサギ・カワセミ・アイガモ・マガモ
その他アメリカザリガニ・サカマキガイ・シジミ・モクズガニ・アオダイショウ・カワヒル


なお、同じ日に行われたAチームの内容は、伊知地るみさんのサイト
メールダイアリー 羽黒トンボ/ラブラブ期だった羽黒トンボに掲載されておりますので是非ご覧下さい。